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救急車有料化は避けられない?そのメリットデメリットを探る

国の財政制度審議会が救急車の一部有料化を財務省に提言したようです。その理由が、搬送者の半数が軽症者で今後重篤な患者の搬送に影響が出かねないという理由のようです。



今後救急車有料化で利用できにくくなる?
img_20110616T123716296_2.jpg
http://www.h-takamatsu.jp/から引用



また、救急車の出動件数が増加傾向にあり、今後もそれが見込まれるとの事です。




そこで救急車を有料化しようとの提言なのですが、そこに潜むメリットデメリットをよく考える必要がありますね。




救急車有料化のメリット





〇軽症者の利用が減る。



   これは一定の効果がありそうですね。症状が軽いけど一応救急車呼んでおこうかという考えは減りそうです。



〇安易な利用が減る



   前の軽症利用とも関係がありますが、こちらはタクシー代わりに使う人あるいは、救急車だと待たずに診てもられるからという自分本位の考えで安易に利用する人に対して一定の効果はありそうです。


   有料化が叫ばれるのはこうした、“たちの悪い”利用者が増加傾向にある事が背景になっているようです。こういう人たちのせいで、せっかく無料で利用できるという世界でもまれなシステムを作っている日本の救急医療体制が台無しになるのは残念ですね。



〇本当に救急車を必要としている人たちに救急車を派遣できる。


   救急車を本来必要としている人のために使いたいという思いは理解できますし、そうあるべきものですよね。



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救急車有料化のデメリット





●お金のない人が利用しにくくなる

   年金生活をされていたり、日々の暮らしにも困るような生活をされている方が、もし救急車を必要とする事態になっても「お金が要るなら呼べない」という事態が増えるのではないかと懸念されています。



●お金のある人はタクシー代わりに利用する。


   「お金払えばいいんでしょ」的な発想が生まれ、特に富裕層の方がこうした考えから安易に利用するケースが増える可能性があります。



●必要以上のサービスを求められる。


   お金を払う=お客様 的な感覚になる人たちの中からこの発想は生まれそうです。お金を払ってるんだから、もっと早く来いとか、ちゃんとした扱いをしろ!というような要求がエスカレートして現場の救急隊員たちを疲労困憊させる人たちが出てきそうですね。





以上、救急車有料化のメリットデメリットを幾つか取り上げてみましたが、モラルが一定レベルで保たれていれば、論議する必要すら無い話しなのにと感じる今日この頃です。
   
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